FQ お金で苦労しないための知能指数

EQって知っていますか?IQはわかると思うんです。知能や知識の使い方。世界をどのように捉えるか、情報をどのように捉えるかという処理能力や、処理の方法を問うわけですよね。これが偏っているとアスペルガーとかADHDとかそういう話です。

さてEQとはEmotional Inteligence Quotient の略です。IQという物差しができたんだけれども、それが社会的にうまくやっていくこととかといったことが、それほど重要じゃないなということがわかってきたのです。

まあ、当然といえば当然ですね。どんなに情報を処理することがうまくても、情報処理、これは知的な作業する時間が早くなるのですが、知的作業する時間が短くても「遅いんだよお前は!」とか人に対していじめるような人はどうですか?一緒に仕事をしたいと思いますか?なかなか嫌な奴だなと思われて成功はできないかもしれませんね。

つまりテストとしての物差しとして、IQだけではダメなんじゃないだろうか、EQというのはそういう問題意識から生まれてきたのですね。

EQというのは情報処理だけではんくて、感情や情動といったものをコントロールすることが重要じゃないかという考え方です。人の感情をコントロールするというのもはいってくる。

 

さてここでFQというものが提唱されています。これはFinancial Intelligent Quotientの略ですよ。お金のもち方、資産に対する考え方というものを指標化できないかという考え方です。

FQとは

・あなたの持っているお金を種類別に算定することで、経済的な安定度を計算します。

・可処分所得の値を偏差値で算定すFFQ(FlowFinaicialQutient)と

持っている資産の配分から安定度を換算するSFQ(Stock Financial Quotient)から算出します。

・これらフローとストックから算定される安定度が高ければ高いほど良い値として大体130を上限、70を下限として算定されます。受験勉強の偏差値として判定したいのであれば概算として数値を半分にすると実感としてあってきます。(FQ110なら半分の55が資産の偏差値といったところ

FQの換算は下記のアプリで行うことができますので、試してみるといいでしょう。FQ換算値が良い数値、例えば120であれば実際のバブル崩壊時にも耐えうる資産構成となるでしょうし、70だと偏り過ぎですのでバブル崩壊時には大損害の可能性があります。

資産管理入門 F.Q(ポートフォリオ作成機) -Financial Quotient-

このアプリのストレステストモードはぜひやってみてください。100万、200万という金額を投資に費やすのであれば損失が出てからでは遅いと思います。前もって実際のバブル崩壊や、好景気と呼ばれる時がきた場合にどの程度の金額が利益となり、あるいは損失となるかは覚悟しておく必要があると思います。

ここで注意しなければならないのはFQというのはあくまで物差しにすぎませんのでそれは絶対的な回答ではないということです。

FQの値が少ない、ということは持っている資産が偏っていると考えられるのです。偏りがあるとまずいのかというとそうではありません。儲かる可能性も損する可能性もあるけれどそれが極端ですよ、ということです。それを避けるために一律的な基準が必要だと考えられるのです。

 

投資を算数と確率で考える