ファンダメンタルとテクニカル

みなさんはスーパーマーケットでものを買うときにどのように買いますか?

夕食のステーキを買うときに「今は牛肉の値段が上がっているから、来週は肉の値段がもっと上がるだろう、だから今日買っておく。」というように買いますか?

それとも「国産でしかも黒毛和牛だから100グラム100円は安い。」というようにかいますか?

同じような考え方が、投資にもありまして、前者がテクニカル分析といいます。

価格チャートの形などを重視してみていくのが、テクニカル分析です。

対して後者が、銘柄の価格の内訳に着目してみていくのがファンダメンタルズ分析です。PARやROEなどの指標はみたことがあるのではないでしょうか。

ファンダメンタルズとテクニカル分析の方法についてはそれだけでも専門書が山のようにあります。テクニカル分析は陽線が、とか三尊天井の形がとかゴールデンチャートが、そういうことをいいます。行き過ぎるとオカルトになってしまいます。

ファンダメンタルズ分析は財務諸表の読み方とも一部重なるところもあり、社会人として勉強しておいて損はないと思います。投下資本にたいする利益率などを見ていくやり方ですが、しかしファンダメンタルズ分析と言えどそれは過去の決算資料をもとに現状を評価しているに過ぎず、完全に未来は予測はできません。どれほどファンダメンタルズがよくとも限界があります。

重要なのはファンダメンタルとテクニカルはどちらか片一方でいくというものではなく、どちらも無視することはできないということです。

ファンダメンタルがいくらよくても景気が不調であれば、、その会社に投資しても損失になることがあります。

テクニカル的に回復基調がみられるからと言ってファンダメンタルが悪い会社に投資しても、そもそも利益を出す体質がない会社であれば株式は下がってしまいます。なんでも買えばいいというわけではなく、そもそもの銘柄選定から間違えているということになります。

やはりファンダメンタルとテクニカルはこれらを織り交ぜて、考慮していくのが正しいと考えます。

1,ダウ30が急激に伸びてきたら、2、この売上高利益率が上がってきている会社を購入するなど独自のルール作りが必要です。

投資を算数と確率で考える