プログラムトレード 取引の自動化

継続的に利益の挙げることのできる状態にあるときは「この取引を自動化すれば勝手に儲けてくれる」と考えます。

放置していて勝手に取引して貰える方法はないでしょうか。

そこで出てくるのがシストレです。

この状態すでに行っている人はもう入門者でも無いと思います。

もう立派な中上級者です。

システムトレード(シストレ)とは、条件が発動した時に機械的自動的に取引する仕組みのことでコンピュータを利用したものに限りません。

自分の中で

・日経平均が1日で2%下がった時には1306のETFを購入し、

・日経平均が1日で1%上がった時にはこれを売る。

というルールを実行しているだけでも立派なシステムトレードです。

システムトレード、その中でも狭義のシステムトレードはコンピュータを利用したものになります。コンピュータが自動で流れてくる・入手する価格データから判断し、自動的に購入と売却します。プログラムにて取引されるものなのでプログラムトレードとも言います。マネックスではシステムトレードをプログラムトレードと言っているようです。

プログラムトレードのための方法は3つくらいです。

1、各証券会社規定のソフトウエアからパッケージングをされている自動取引システムソフトと環境を使う。

一般的な方法であると思いますが、意外と少ないようです。証券会社、FX会社は様々ありますが、マネックスが一番、敷居が低いでしょう。マネックスから通常利用するマネックストレーダーには自動で取引するモードがあり、そこから行うものです。マネックストレーダーにはYESLANGUAGE、というEASYLANGUAGEという言語を改造した言語があり、これに執行条件を登録して取引するものとなります。

わたしがやっていたのは旧版のマネックストレーダーにでの自動取引でしたが、毎日朝始まった時に取引に対する許可「以上を了承して自動取引を行いますか」というのをいちいちボタンクリックする必要があり、結構面倒だったです。

最近はマネックスも海外用の自動取引システムを導入しているようで、海外特定口座と相まってこちらも目が離せないです。マネックスはかなりシステムに力を入れてるなという印象があります。

2、証券会社規定のトレーディングソフトにUWSCなどのマウス・キーボードの自動操作ソフトを利用する。

楽天証券などを利用している方が多いようです。証券会社で通常利用するソフトのマーケットスピードなどを人間が操作するのではなく、自動ソフトにやらせようというものです。マウス位置の調整などが大切でドット単位でいじらなくてはいけません。これが崩れると動きませんし、最悪誤った取引をする可能性さえ有ります。

すでに使用が慣れているトレーディングソフトが有る場合や、高速取引に定評のあるソフトを利用できるので、システム構築に成功して、うまく運用できれば最高でしょう。

3、エクセルマクロとIEを利用する。

通常会社などで利用しているエクセルのマクロ機能を利用し、その中でIEを利用します。IEにてインターネット経由で価格情報をつかまえて、それをシートにコピーし、執行条件も自分で作成、マクロで条件節IFやAND、ORを駆使してネット証券の取引ページを自動で操作するように構築します。

メリットはなにより、エクセルマクロを勉強すれば損にならず、趣味レベルで終わってもマクロの自動化のノウハウが残り勉強になります。自由度が非常に高いです。だって銘柄や執行条件を誂えた表を自分で作成して、それを運用するのですから当たり前ですね。自由すぎてかなりの根性と時間が要求されます。

どれがいいのかは個人によります。

もし楽天証券のマーケットスピードなどにすでに慣れていれば、UWSCを購入してきて、執行条件を登録すればそれでできますし。主要証券がマネックスならマネックスでいいでしょう。

IEでのマクロ学習は社会人には損にはならないですし、月中ずうっと自動で動いているようなソフトも作れますので、エクセルに自信がある場合はこれでもいいでしょう。ただし、証券会社のウエブサイトは通常HTMLで記述されていますのでHTMLを読みこなす必要も出てくるでしょう。

 

完全システムトレード、システムトレードは損なのか得なのか?

年利5%や10%という副業一般的な利益を得ることは、別に一般的な手動でのシステムトレードの方法でも十分可能であると考えます。むしろ相場の波は5年や10年という期間で波がありますから、それをうまくつかむことができれば別に年利30%も視野に入ってくると思います。

一方毎日トレードをするような頻繁な頻度でのトレードを繰り返すコンピュータ・システムトレードは頻繁に取引する分手数料も確実にかかってきます。絶対に利益が出るというものではありません。逆に確実に勉強するための時間を使いますし、時間的には赤字:足が出てしまうことが考えられます。

ですから必ずしも完全なコンピュータを利用したシステムトレードに拘る必要はないと思います。まずは趣味から始めるというレベルで構わないと思います。

投資を算数と確率で考える