失敗投資を回避することの重要性100万を75万にする難しさと75万を100万にする難しさ

投資するときの利益の上げ方はどのようなものを選べばいいでしょう?

100万円から投資した時に失敗してしまったとします。

新聞でコラムニストが上がると言っていた株に株式投資しました。

ところが、突如の25%の値下がりにより、100万円が75万円になってしまいました。

泣くに泣けない状態ですが、ここで一度切り上げてまた新たな投資をしなくてはなりません。

さて元本は75万円まで減っています。

75万円から元の100万円にする難しさ100万円が75万円になった時の難しさ(容易さ)はどちらのほうが難しいのでしょう?

少し考えればわかりますね。

100万円が75万円になるには25%の下落でいいのです。

しかし、75万円が100万円になるには33%の上昇が必要となるのです。

つまり株投資の上がりやすさと下がりやすさが等しいと考えた場合、

元本が減ってしまったほうが回復が難しい。より難しい選択を強いられる立場に追いやられるのです。

投資においては元本を割り込む大きい失敗を気軽にしてはいけない理由がこれになります。

そしてこの理由から言えることがあります。

それは

リスクをとって大幅に利益が上がったり、下がったりするよりも、継続して、失敗せずに、利益を上げるほうが結果的にマシだったりすることがあるのです。

先の例で言えば

100万円→75万円(25%下落)→100万円(33%値上)

よりも

100万円→103万円(3%上昇)→107万円(3%上昇)

のほうが結果的によかったりするのです。

そして精神的にもアップダウンが激しい時は常に相場を見ていないといけないですから、

消耗が激しいこととなってしまいます。

少額でもいい。負けることことはあっても大きく負けない。

これが利益を上げるために狙うべき戦術なのです。

取りうるべき戦術が決まればどのような金融商品を購入するべきか自ずと決まってきます。

入門向けとしては

国内株式

国内債券

外国株式

外国債券

への

i)購入配分 

そして 

ii)時期が問題となります。

この項目は次回でお話します。

投資を算数と確率で考える